おいしいお米の炊き方
お米の正しい研ぎ方
お米の研ぎ方でいちばん大切なことは、ぬか臭さを吸収させないようにすすぎを手早くすることです。一方向に一気に指先を立てて研ぐのがコツです。ゴシゴシと研がないようにしましょう。
- 「研ぎ笊」「目の細かい笊」を使って流水で約30秒かき混ぜながら研ぎます。
- 炊飯器の釜に移してお米が隠れる位の水を入れます。
30回位優しく素早くかき回します。
水を足して全体を数回かき回して、お米を水の中で泳がせます。 - 白く濁った水を捨て「2」の作業を3回位繰り返します。
目安は水がほぼ透明になるくらいです。 - 冬期は約六十分
夏期は約三十分浸け置いてから炊飯します。
新米の時期から3ヶ月位は水は気持ち少なめ、夏場ですとお米も乾きますので気持ち多めに水加減を調節します。
低グルテリン米「春陽」の場合は若干水が少なめの方が美味しく炊き上がるようです。
また、「リン」「カリウム」の摂取制限のある方は、ここでもう一回水を取り替えます。リン、カリウムは水に溶けやすいので取り替えることによって摂取の低減が図れます。
いつまでも研いでいるとお米が割れるだけでなく、水をどんどん吸ってしまいます。そうなると食味、食感がおちます。
「優しく」「素早く」「ふんだんに水を使って」が、お米を美味しく炊き上げるコツです。
水道水のカルキ臭が気になる方は最初の水だけ汲み置いたり、ミネラル水を使ってもよいでしょう。精米したお米は最初の水を一気に吸い込みますので、とにかく最初の一水が大切です。
おいしいお米の炊き方
お米に水が十分しみ込むまでに、冬季で 1 ~ 2 時間、夏季だと 30 分くらいかかります。洗った後、どんなに急いでいても 30 分から 1 時間はそのまま水につけておきます。
水加減の基本は炊飯器の目盛ですが、新米と古米、食べる人の好みによって適宜調節します。通常は米 1 に対して水 1.2 倍、新米の場合は 1.1 倍、古米だと 1.2 ~ 1.3 倍が目安です。
炊飯器のスイッチが切れたときは、まだごはんの芯の部分は煮えていません。「蒸らし」という工程を経てごはん炊きが完了します。蒸らしの時間はいろいろいわれていますが、大体 10 ~ 15 分程度が一般的です。
蒸らし上がったら、熱いうちにしゃもじで底からかき混ぜます。
美味しく食べる
|