味は数値のみならず
食味計なんてことを書きつらねましたが、味にはもっと大切な要素があると思います。
目がまわるくらいに空腹だったときの食事、大好きな人と食べたときの味(これは意外と味覚がない?)、遠くの友人からの到来物、目の前にならぶ食べ物の隠された物語を聞かされて食べたときの味・・・
さまざまな思いや、食べ物に関する由来、供してくれる人たちの物語があって食事が成り立っているのではないでしょうか?
あくまでも数値は数値としてお知らせしても、それとは別に、ご紹介する食べ物にどのくらいの熱い思いがこめられているか、形のない“おかず”として伝えられたらと思います。
もちろん、安心で美味で適切な価格であることを自分自身の良識の根底において・・・
作っている人たちと食べている人たちの距離が近くなり、それが作っている人たちの励みになり、ますます食卓が華やかになって笑顔の溢れる団欒の一助となれれば幸いです。
お米にまつわる話
|