マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ
RSS

いわでやま環境保全米とは

人と環境に優しい『いわでやま環境保全米』
― 農薬・化学肥料節減栽培農産物 ―

環境保全米 e-お米通販の「いわでやま環境保全米」は環境保全米ネットワーク認証のお米で、左のシールが貼ってあります。ご安心できる品質のお米です!

一農家にのみならず、ひとつの地域が皆で取り組む米作り。
奥羽の山懐から湧き出る清水と大地の恵みを受け、
農薬・化学肥料の使用を節減した、安全でおいしく、自然にもやさしいお米・・・

【栽培指針】

  1. 人にやさしい、自然にやさしい米作りをモットーとする。
  2. 産地間競争に打ち勝てる売れる米作りを行う。
  3. 毎年、全量種子更新を行う。
  4. 生産履歴記帳(トレーサビリティー)し消費者に開示する。
  5. 環境保全を常に意識した農産物生産に努める。
  • 農薬・化学肥料節減栽培の薬剤使用基準の設定
  • 土づくり=有機質肥料の特性を生かすため、堆肥と土づくり肥料を施用しこだわりと美しさを追求する
  • 基肥・追肥の使用基準=農薬・化学肥料節減栽培農産物は、使用する肥料銘柄を限定
  • 栽植密度は、坪当たり 60 株(ひろびろ伸びやかに生育する稲)
『農薬節減』とは・・・
農産物の栽培過程における化学合成農薬使用回数が、当該地域での慣行的な使用回数の概ね 5 割以下の栽培方法により生産された農産物。農薬の使用回数は、使用した農薬の有効成分毎にカウント。
『化学肥料節減』とは・・・
農産物の栽培過程における化学肥料の使用回数が、当該地域での慣行的な使用回数の概ね 5 割以下の栽培方法により生産された農産物。比較する使用量は、化学肥料のうち窒素成分での比較をする。

(資料提供:いわでやま農業協同組合)

生産地紹介

宮城県岩出山地域:
宮城県の北西部にあたり、山形県境を南北に走る奥羽山脈の東に展開する奥羽丘陵の末端部に位置し、大崎市岩出山(旧岩出山町)から南東にかけて平野がひらけ、県内随一の米どころ「大崎耕土へと連なる扇状地」の一角に位置する。「ササニシキ」「ひとめぼれ」の良質米産地であり立地条件を生かした種子生産地でもあります。

水へのこだわり

水へのこだわり

気候と水

岩出山は穂が出てからの気温が暑すぎず、昼と夜の気温差が大きく、おいしいお米を育てるのに最適な気候条件に恵まれていることと“作物の命”ともいうべき良質な「水」が豊富に江合川からもたらされているということでしょう。

生き物の水

岩出山地域は、栗駒山から江合川が流れてきています。
この水は生活汚水や除草剤が混入していない水で、堀にはドジョウや田螺(タニシ)など昔懐かしい生き物が元気に生きています。
また、田をめぐる水路の多くは土側溝(コンクリートで仕切られていない水路)で、そこからも自然界の恵みや養分を吸収した天然の水が水田に自然に近い状態で向かいます。水便の遠いところでは、地下 150 m から水を汲み上げて田に注いでいます。
そんな水がここのお米を育ててくれるのです。

たかが水、されど水・・・

農畜産物 1 キログラム収穫に必要な水
5,100 リットル小麦3,200 リットル大豆3,400 リットル
牛肉10 万リットル鶏肉4,900 リットル豚肉11,000 リットル

水量の確保もさることながら、いかに良質の水が良質の食品を生むことが推測されます。

肥料へのこだわり

肥料へのこだわり

100 %有機肥料の使用

岩出山地域で使用する有機肥料は、「魚粉」「菜種」「窒素(木成分から抽出)」等で構成される 100 %有機肥料です。

なぜこだわるのか?

肥料の製造元に有機肥料専一のラインを設けてもらい製造しています。化成肥料のラインとの併用ですと、若干なりとも化成肥料が混入してしまい、 100 %有機肥料と胸を張って言えないからです。
また、堆肥は稲わらや繁殖和牛の牛糞を十分に醸成させて 10 a 当たり 1,000 kg( 1 トン)田に散布しています。
あくまでも「自然循環型稲作」を目指しているのです。

  • 繁殖和牛の牛糞は、化成飼料を使用しないためその排泄物も影響を受けないということから使用しています。
  • 未醸成の堆肥の使用は水田で発酵作用から水温の上昇、ガスの発酵をもたらすことから、当地では堆肥の十分な醸成を行います。

自然循環型稲作

“地産地消”という言葉がよく聞かれますが、やはり流通の発達したこの時代、全国の多くの方々に食べていただきたいというのが一方の本音でもあります。

いわでやまの農業に取り組む姿勢は「自然循環型」

字にすると重く感じますが、「地元でとれたものを地元=土地に戻してゆくということなのです。稲わらや繁殖和牛の排泄物を再び土に戻す。土に戻して滋味豊かな土地にしてゆく・・・。
土作りは、堆肥作り。ここから農作物作りが始まっています。

鶏糞や牛糞を堆肥作りにしている地域もありますが、当地域では繁殖和牛の牛糞を使用しています。これは、「化成飼料を食べない=糞もその影響を受けない」という土作りを大切にする気持ちからきています。
もちろん、その堆肥は十分に醸成されてから使用することは言うまでもありません。そのほうが、土は健やかに肥えてゆくのです・・・

堆肥の醸成

堆肥は、無農薬有機栽培・減農薬有機栽培農法にとって非常に重要な要素です。しっかりと実った美味しいお米作りの最初の一歩。土作りが基本となるからです。

鶏糞、牛糞など堆肥の原料には何種類か挙げられますが、いわでやまが繁殖和牛の牛糞にこだわる訳は、“化成飼料を食べていない糞だから”“土と相性の良い糞だから”なのです。どのように農薬を削減しても、基本となる土に 2 次的とはいえ「化成」が関わっては・・・そんな気持ちから繁殖和牛の牛糞を使っています。

もちろん堆肥の醸成は十分に行います。中途半端な堆肥の醸成は田の中で異常発酵し、田泥の温度上昇をもたらし稲の根株を痛めてしまいます。ですから、十分醸成させ牛糞が養分豊かな土と同化した堆肥になってから撒布します。

食味へのこだわり

おいしさへのこだわり

材料を厳選し、丹精こめて調理してお客様にだす料理の大切なパートナー。それはお米です。
平成17年産新米“いわでやま環境保全米”は、皆さんが求める理想のお米。
たかがお米、されどお米・・・おいしいことへの追求は日々やむことがありません。

岩出山地域では“食味値 75 ポイント”(最高値 80 ポイント)以上のお米を目標にし、その数値もクリアしています。
食味計は、地域によって使用するメーカーが異なり、計器によって最高値も違います。
岩出山環境保全米は、食味値最高値80ポイントを採用しての「75ポイント以上」ですので、最高値100 ポイントの数値に置き換えれば「93.75ポイント以上」になると言えます。まさに最高品質のものであることが分かっていただけることと思います。

また、米粒が一定の大きさで、形状が均一の度合いを表す“整粒歩合”(下記参照)は、一等米の基準値である 70 %を超えた、72 ~ 75 %のお米が作られています。
米粒が欠けることなく、味覚も安定して・・・当然炊き上がりは「米が立つ」状態なのは言うまでもありません。

そして、もう一つのこだわりは“たんぱく質”。含有量が 6.3 %以下のお米が美味と言われますが、岩出山地域のお米はたんぱく質含有量 5.7 ~ 5.8 %です。
たんぱく質が多いと炊飯後時間の経過とともに黄ばんできます。たんぱく質含有量が少ないということは、食味が落ちないということなのです。

整粒歩合

米粒が、一定の大きさで形状が均一の度合いを表します。この度合いが高いということは、お米が欠けることなく「美しい形」であり、味覚も安定しているという一つの目安になります。

米の等級整粒歩合
一等米70 %
二等米60 %
三等米50 %

いわでやま地域のお米は、整粒歩合が平均 72 ~ 75 %です。

高性能精米機

「高性能精米機」=精米時高温発生(高温によって精米の酸化が早くなる)をせず、また、米の表面を丁寧に滑らかに精米します。
(滑らかな表面のお米の食感は、もちろん最高です!)

何故いわでやま産?

私見 ─ なぜ、“いわでやま”なのか? ─

人との出会いは、数億分の幾つかの確率と目に見えない“糸”で突如として現れます。偶然に何人かの人たちを介して知ったこの地に農業の原点、これからの日本の農業とはどうあるべきかを教えてもらいました。冒頭から大上段に構えたような話で気恥ずかしさもありますが、やはり正直なところそのような気分なのです。

私の地元新潟ももちろん米の大生産地なのはいうまでもありません。本州で第一の生産高を誇り、ナショナルブランドとも言うべき「コシヒカリ」を擁しています。篤実な生産者たちが、日々努力を重ね芸術的とも言うべき農産物を世に送り出しています。しかしながら反面それは個人の努力であり、地域全体が生む産物でないことも一面の事実なのです。

一部の農家は、田植えの時点で既に収穫時の引き取り手が決まっています。また、他の農家は兼業農家としてしか暮らしてゆけず、その産物も農協に依存せざるを得ません。その環境から、「安全」「美味」「適価」の良質の食べ物が生まれるのでしょうか?

良い農作物とは、豊かな自然─清浄な水、木々の生い茂る山々―良順な気候、そして篤実な人々によって作り出されるという・・・
しかし文明技術の発達した今、もう一つの大切な要素があると思います。それは、地域を取りまとめ、その方向性を定め、そして共に訓導してゆくリーダーなのではないでしょうか?当該地における農協のあり方は、理想となるべく姿ではないのだと思えてやみません。一つの地域で、ごく僅かの篤農家が飛び切りの上等のものを作りより、地域が団結して沢山の良質の産物が生まれるなら、それこそ国内自給率の向上に大きく貢献することでしょう。そして多くの生産者に力を与え、消費者に喜びを届けられるのではないでしょうか?

私は明るい未来が待ち受けている、この伊達政宗ゆかりの地から作られる大地の恵みに限りない愛着を感じます。豊かな土地と作っている人々、そしてそれを慮って努力する人達。間違いなく、最高のものが生まれています。

ページトップへ