お米の保存方法
お米の保存には、風通しがよく、涼しくて暗い場所が適当です。お米も生鮮食品です。長期間の保存は酸化をまねき品質が低下してしまいます。味を落とさずにお米を保管するには、家の中で出来るだけ日陰で涼しく乾燥しているところが理想です。
特に、梅雨時の管理には気を配りましょう。キッチンでは火を使い、しかもお湯などを沸かしますので、他の部屋より温度が高く、湿度も高くなります。冷蔵庫などの電気製品も放熱しますし、水仕事の水がかかるおそれもあります。以前は薄暗かった台所も、今では大きく窓をとり日の当たる設計が多くなり、キッチン全体がお米を保存するには適さない状態になっています。
キッチンから一歩外へ出れば、適当な場所があるかもしれませんが、あまりにも不便。ですから、 10 キロまとめて買った場合には、 2 ~ 3 キロをキッチンに置き、残りを納戸などにしまっておくとよいでしょう。また、冷蔵庫に余裕があるのなら、密閉して冷蔵しておけばお米の質は低下しません。床下収納のある家庭ではここを利用するのもよいでしょう。風通しはよくありませんが、温度はかなり低くなります。
購入したお米の袋には、ほとんどといっていいぐらい空気抜けの穴が開いています。これは、単にお米を陳列しやすいようにという販売する側の都合で空いているだけです。袋の口を閉じていても、穴から湿気を含んだ新しい空気中に入り時には、虫の付く原因になる場合もあります。
お米保管の三原則 | 高温 | 日の射す所や冷蔵庫の側を避ける |
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湿気 | キッチン等の水周りの側を避ける | |
酸化 | なるべく空気に触れないようにする |